- 自動でリンクを確認してリンク切れを教えてくれる
- 初期設定だけすれば放置でOK
- リンクの修正もプラグインで簡単にできる
リンク先のURLを間違えている、リンク先のページが閉鎖された。これらが原因で起きるリンク切れはSEOにマイナス効果をもたらします。
しかし、自分の貼った発リンクを全て手動で確認するのは手間がかかりますよね。そこで、リンク切れを自動チェックしてくれるプラグイン「Broken Link Checker」を導入しましょう。
この記事ではBroken Link Checkerの設定方法や使い方を解説していきます。
Broken Link Checkerを導入するメリット
Broken Link Checkerはサイト内の内部リンクや外部リンクをチェックして、リンク先のURLが見つからない状態「リンク切れ」を見つけて教えてくれるプラグインです。
リンク切れはユーザー体験の悪化を招くだけでなくSEOにもマイナス効果を与えます。

また、リンク切れを察知することによって「リンク先がスパムサイトに変わっていた」なんて事態も未然に防ぐことができます。
そんなリンク切れをいち早く見つけられるBroken Link Checkerは、ブログ運営における必須プラグインの一つともいえるでしょう。
他にもリンクを貼る際には、リンク属性など注意する点が色々あります。間違ったリンクの使い方はマイナス評価にもなりますので、リンクは適切な使い方をしましょう。
詳しくは「SEOに効果のある外部リンクの貼り方」で紹介しています。

Broken Link Checkerの導入と設定
それでは早速プラグインを導入していきましょう。日本語に対応しているので、設定はそれほど難しくありませんよ。
なお、プラグインのダウンロード数は70万以上と、多くの人から支持されています。最新のWordPressにも対応できるよう頻繁なアップデートもされているので、安心して使ってください。

インストールと有効化
プラグインの新規追加画面を開いたら、”Broken Link Checker”で検索し、インストールと有効化をします。

有効化したら初期設定をしていきましょう。
プラグインの設定はサイドバーの「設定」→「リンクチェッカー」にあります。

一般設定
まずは「一般設定」のタブから確認していきます。

基本的にはデフォルトのままで使用できますが、下記の項目だけ変更しておくことをオススメします。
各リンクをチェック | リンクを定期チェックするスパン(期間) あまり頻繁にする必要もないので、168時間もしくは72時間がおすすめ ※更新頻度に合わせて調整 |
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リンクの調整 | リンク切れしているアンカーテキストに、取り消し線(delタグ)とnofollowを付けてくれます 全てにチェックを入れましょう |
提案 | リンクを削除するか修正するだけなので、提案を受ける必要はないと思います チェックを外しておきましょう |
リンクの調整で全てONにしていると、以下のようになります。

修正するまでの間、訪問者とクローラーに対して「リンク切れしているから辿らないで」というアピールになりますね。
含まれるリンクを探す
チェック対象のページをここで設定します。
設定したら変更を保存を忘れずクリックしましょう。

含まれるリンクを探す | リンクチェックの対象にするページ 「投稿」と「固定ページ」には必ずチェック その他にも使用する項目があればチェックを入れましょう |
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投稿のステータス | チェック対象とするページのステータス 「公開済み」と「予約済み」にチェック (万全を期すなら「下書き」も) |
チェックするリンクの種類
チェック(リンク切れ確認)対象とするリンクの種類を設定できます。

リンクの種類 | 「HTMLリンク」、「HTML画像」にチェック 他にも普段から使うものがあればチェックを入れます(あってもYouTubeぐらいでしょう) |
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除外リスト | リンクチェックの対象外となるページ 重すぎるサイトなどがあればURLを入力しておきましょう |
読み込みが遅すぎるサイトはリンク切れと誤解されてしまうため、そういったサイトへのリンクを除外すると良いでしょう。
プロトコル&API
ここではリンクをチェックする方法の設定ができます。
- プロトコル:通信における送受信の規格
- API:別サービスとの接続手段

基本的には「基本的なHTTP」と「YouTube API」にチェックが入っていれば大丈夫です。
MediaFireというファイル共有サービスを利用しているなら、「MediaFire API」にもチェックしましょう。(知らないなら無視で大丈夫です)
RapidShareはサービス終了しているのでチェック不要です。
高度な設定
高度な設定では主にプラグインの挙動を制限することができます。画像の赤枠の部分にだけチェックを入れておけば大丈夫です。

変更しておく項目は以下の3つです。
※「最大実行時間」や「サーバー負荷の制限」は、使用しているサーバーによってデフォルトの数値が異なります。変更しても軽くなる訳ではないため、変更の必要はありません。
タイムアウト | 入力した時間を超えてもページが読み込まれなければ、そのリンクがエラーとなります 重いサイトがエラーになるのを避けるため、30秒より長めに設定しましょう |
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リンクモニター | エラーが出たリンクを監視して再確認する サイトを重くする原因にもなるので、「バックグラウンドで1時間ごとに実行する」のチェックを外しましょう |
ログの保存 | リンク切れのログ(記録)を保存する 基本的には不要かと思います |
Broken Link Checkerの使い方
Broken Link Checkerの初期設定さえしてしまえば、リンクのチェックは自動で行ってくれます。そのため、ここでは「リンク切れを修正する方法」を紹介します。
リンクエラーを確認する
リンクエラーはサイドバーの「ツール」→「リンクエラー」から確認できます。

リンクエラーのページに入ると、リンク切れが一覧で表示されていますね。

左から順にURL、ステータス、リンクテキスト(アンカーテキスト)、リンクのあるページの4つが表示されています。一目でどのリンクか分かるのが嬉しいですね。
ちなみに、設定でダッシュボードに表示するよう設定していれば、ダッシュボードでリンクエラーの有無を確認できます。
リンクエラーを修正する
修正したいURLにカーソルを合わせ「URLを編集」をクリックします。

画面が切り替われば、そのままアンカーテキストとURLを編集できます。(編集後は忘れず更新をクリック)

以上で、修正したリンクがページにも反映されます。
ちなみに、このタイミングで記事の更新日も更新されます。更新日を変えたくない場合は「一般設定」から「投稿の更新日」のチェックを外してください。

修正した後は「再確認」をクリックして二重チェックしましょう
修正時の注意点
Broken Link Checkerは、設定した時間が経過しても読み込まれなかった場合に「リンク切れ」と認定します。
そのため、表示速度が遅いサイトへのリンクが、誤ってリンクエラーになることもあります。修正前には一度リンク先を確認しておきましょう。
URLをクリックすればリンク先へジャンプすることができますよ。
今すぐリンクをチェックする
「次のリンクチェックまで待っていられない!」という時は、手動でリンクチェックをかけましょう。
リンクチェックを実行するには、「設定」 > 「リンクチェッカー」 > 「高度な設定」へ進み、ページ下部にある「すべてのリンクを再確認」をクリックしましょう。


まとめ
以上、WordPressプラグイン「Broken Link Checker」の設定方法と使い方を紹介しました。
このプラグインさえあればリンク切れの心配がなくなり、ブログのメンテナンスもかなり楽になりますよ。
ちなみに、Broken Link Checkerの動作は全て管理画面上で完結するため、ユーザー向けの公開ページでは読み込む必要がありません。
少しでも表示速度を上げたいなら、Plugin Load Filterを使って管理画面だけで読み込むように設定しましょう。

