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リトルサーバーでWordPressサイトを立ち上げる手順【常時SSL化まで】

リトルサーバーでWordPressサイトを立ち上げる手順を解説

最安150円/月から使えて機能も多い「リトルサーバー」は、サテライトサイトに最適な格安サーバーのひとつです。

しかし、大手サーバーに比べるとサイト立ち上げは少しだけ複雑。

そこでこの記事では、以下の流れに沿ってリトルサーバーでWordPressサイトを立ち上げる手順を解説します。

  1. リトルサーバーの契約
  2. 独自ドメインの追加
  3. WordPressの立ち上げ
  4. 常時SSL化
目次

手順1:リトルサーバーを申し込む

リトルサーバーの契約は、「仮契約」と「本契約」の二段階に分かれています。

無料期間の20日間は仮契約でも利用できますが、仮契約のまま無料期間が終わると自動解約されるので注意してください。

ちなみに、本契約した際の初月は無料になっており、課金開始はその翌月からとなります。月始めから本契約すれば1カ月まるごと無料になるので、少しでも安くしたいなら申し込み時期を調整しましょう。

仮契約までの申し込み手順

それでは、仮契約までの手順を解説します。(作業時間の目安:10分)

リトルサーバーにアクセスする

まずはリトルサーバーのホームページにアクセスします。

プランを選択

プラン一覧から自分の好きなプランを選択しましょう。

今回はサテライトサイト用に「ワードプラン」を契約します。

リトルサーバー申し込み時のプラン選択画面

公式は「リトルプラン」を推していますが、最もコスパが良いのは「ワードプラン」です。大きなサイトを作らない限りワードプランで十分事足ります。

反対に「ミニプラン」までグレードを下げるとWordPressを使うのが厳しくなってきます。

「無料お試しへすすむ」をクリック

プランの詳細を読んで間違いがなければ、「無料お試しへすすむ」をクリックしてください。

リトルサーバー申し込み時のプラン選択確認画面
利用規約に同意

注意事項と利用規約に目を通して、問題がなければ「はい」をクリックします。

リトルサーバー申し込み時の注意事項と利用規約
登録情報の入力

画面に従って登録情報を入力していきます。自分の希望プランに確実にチェックを入れましょう。

リトルサーバー申し込みの際の登録情報の入力

サーバー情報は後から変更できないため、以下のことに注意して設定してください。

  • ご希望ユーザーID:サーバーへのログインに使用するID
  • ご希望アカウント:リトルサーバーの初期ドメイン
  • パスワード:サーバーへのログインに使用するパスワード

ご希望アカウント(初期ドメイン)は慎重に決めましょう

入力内容確認

入力した登録情報に間違いがないことを確認して、「上記の内容で送信」をクリック。

この時点で仮登録は完了です。

リトルサーバー申し込みの際の入力内容の確認画面
個人情報のオンパレードなので隠しています
メール認証

リトルサーバーから登録したメールアドレスに「お申込み受付」という題のメールが届くので、メールに記載された認証リンクへアクセスします。

リトルサーバー契約時の申し込み受付メール
仮契約の申し込み完了

下のような画面が表示されれば “仮契約” の完了です。この時点から20日間の無料お試し期間が始まります。

リトルサーバーの仮契約完了時の画面

また、登録情報やログインページのURLが記載されたメールが届きます。

リトルサーバーの仮契約完了時のメール

仮契約のまま無料期間(20日)を過ぎると自動的に解約となります。
リトルサーバーの契約を継続したい場合は本契約を行いましょう

本契約の申し込み手順

実際にリトルサーバーを使用してみて、このまま継続したいと思ったら本契約を行いましょう。

ちなみに、本契約した時点から月単位で料金が計算されるので注意してください。

ログインする

まずは以下のURLから、パネルホーム(マイページ)にログインします。

ご契約(ご入金)をクリック

マイページの左側にある「ご契約内容」をクリックし、移動先のページで「ご契約(ご入金)」を選択します。

リトルサーバーの本契約開始画面
決済方法と契約期間を選択

画面の案内に従って、以下の項目を選択していきます。

  1. 支払い方法:クレジットカードか銀行振り込み
  2. 契約期間:6カ月か12カ月
  3. 「決済」をクリック
リトルサーバーの決済方法と契約期間の選択画面
決済

案内に従って決済を行います。(画面はクレジット決済のページ)

リトルサーバー申し込み時の決済画面
申し込み完了

決済が完了すると、デザインが崩れたページが表示されますw

リトルサーバーの本契約完了画面

以上でサーバー契約は完了です。


手順2:独自ドメインを追加する

サーバー契約が終わったら、使いたい独自ドメインをサーバーに紐づけましょう。(作業時間の目安:5分)

リトルサーバーの初期ドメインを使用する場合は、不要な作業になるので飛ばしてください。

ネームサーバーを設定する

まずはレジストラ(ドメインを管理するサイト)から、ドメインにネームサーバーを設定する必要があります。

リトルサーバーのネームサーバーは以下の二つです。

  • ネームサーバー1(プライマリ)・・・ns1.lsv.jp
  • ネームサーバー2(セカンダリ)・・・ns2.lsv.jp
ラッコドメインのネームサーバー設定
画像はラッコドメイン

ネームサーバーの設定手順はレジストラによって異なります。自分の使っているレジストラに合わせて設定を行ってください。

ネームサーバーの変更が反映されるまで数時間ほどかかります

リトルサーバーにドメインを追加する

ネームサーバーが設定出来たら、サーバーとドメインの紐づけを行っていきましょう。

パネルホームの左側にある「ドメイン設定」をクリックして、移動先のページでドメインを追加していきます。

リトルサーバーの独自ドメインの追加方法
  • ドメイン・・・追加したいドメイン(サブドメイン)を入力します
  • パス・・・サイトの設置場所(WordPressのインストール先)

以上の二つを入力したら、「ドメインを追加する」をクリック。

「登録済ドメイン」にドメインが追加されたら設定完了です。

手順3:WordPressでサイトを立ち上げる

ドメインの準備ができたら、以下の手順でWordPressサイトの立ち上げを行います。(作業時間の目安:10分)

  • データベースの作成
  • WordPressのインストール

データベース作成

リトルサーバーはデータベースを自分で作成する必要があります。

ということで、リトルサーバーにログインして、WordPress用のデータベースを作成しましょう。

パネルホームの「データベース」をクリック

リトルサーバー にログインして、パネルホームの左側にある「データベース」をクリックします。

データベースユーザーを作成

「データベースユーザー作成」のボタンをクリックします。

リトルサーバーのデータベースユーザーを作成をクリック
データベースユーザーのパスワードを設定

データベースユーザーのパスワードを設定します。

データベースは複数作成可能ですが、データベースユーザーは1つだけ。パスワードも共有されるので注意してください。
※ミニプラン3個、ワードプラン5個、リトルプラン10個、ビックプラン50個

リトルサーバーのデータベースユーザーのパスワード設定
データベース名を入力

最後に、作成するデータベースの名前を指定します。

データベースを複数個作る場合は、判別しやすい名前にしておきましょう。

リトルサーバーのデータベースの名前を入力
データベースの作成完了

以下の画面が表示されれば完了です。

リトルサーバーのデータベースの作成完了画面

WordPressをインストールする

それではお待ちかねのWordPressをインストールしていきます。

「簡単インストール」へアクセス

パネルホーム左側の「簡単インストール」をクリックします。

リトルサーバーのパネルホームから「簡単インストール」を選択
WordPressを選択

一番上にあるWordPressの「インストール」を選択します。

リトルサーバーの簡単インストールでWordPressを選択
ドメインを選択する

サイトに使うドメインを選択して「次ページへ進む」をクリックします。

リトルサーバーでWordPressを立ち上げる際のドメインを選択
インストール先を指定

WordPressをインストールするディレクトリを指定します。

画像では”wordpress”というフォルダに指定していますが、自分が管理しやすい場所ならどこでもOKです。

リトルサーバーのWordPressのインストール先指定
データベースを選択

WordPressのデータベースを選択します。

  • データベース:使用するデータベース。先ほど作成したデータベースを選びます。
  • テーブル接頭辞:データの格納場所。セキュリティの観点から予測しにくい名前が良いでしょう。
リトルサーバーのWordPress立ち上げ時のデータベース選択画面
URLの表示形式を選択

サイトのURL形式を以下の二つから選択します。

  • http://ドメイン/ディレクトリ/
  • http://ドメイン/

ディレクトリを表示させる必要もないので、基本的には下の方を選択しておけば問題ありません。

リトルサーバーのWordPress立ち上げ時のサイトのURL表示形式を選択

好みの表示形式にチェックを入れ、内容に間違いがないか確認したら「インストール」をクリックします。

インストール完了

下の画面が表示されればインストールは完了です。

数分ほど時間を置いてから、サイトのURLをクリックします。(“It works!”と表示される場合はもう少し待ちましょう)

リトルサーバーへのWordPressのインストールを実行する
WordPressの初期設定を行う

最後に”有名な”WordPressの5分間インストールプロセスを行いましょう。

基本的には後から変更できるものばかりなので、とりあえずサクッと決めてしまいましょう。

余談ですが「検索エンジンでの表示」にチェックを入れた場合は、サイトの準備ができたら必ず「表示設定」からチェックを外しましょう。

チェックを入れたままにしていると、いつまでたってもインデックスされません。意外と忘れがちなので注意してください。

すべて入力したら「WordPressをインストール」をクリック

ログインできれば完了

その後、WordPressのログイン画面に遷移するので、設定したユーザー名とパスワードでログインします。

管理画面に入ることができれば、WordPressの導入完了です。

WordPressの立ち上げ完了時の管理画面

管理ページのブックマークもお忘れなく

常時SSL化する

サイトの立ち上げは常時SSL化を行うところまでだと私は思っています。
※常時SSL化:非暗号通信(http://~)から暗号通信(https://~)への切り替え

いずれにせよやって損はないので、このままSSL化も行ってしまいましょう。なお、初期ドメインは最初からSSL化されています。

(作業時間の目安:10分)

SSL化を行う

まずはSSL化を行いましょう。

Let’s Encryptにアクセス

リトルサーバー にログインして、パネルホーム左側にあるLet’s Encryptをクリックします。

リトルサーバーのパネルホームにあるLet's Encryptにアクセス
SSL化の申請を行う

SSL化したいドメインを選んで、「申請」をクリックします。

リトルサーバーのSSL化の申請画面

確認画面が表示されるので、「はい」を選択します。

リトルサーバーのSSL化の確認画面
SSL化完了

以下のような画面が表示され、該当ドメインのステータスが”ok”になっていれば完了です。

リトルサーバーのSSL化完了画面
WordPressの設定アドレスを変更

最後に、WordPress側で標準アドレスを変更しましょう。

管理画面を開いてサイドバーから「設定」をクリックします。

WordPressの「一般設定」を開く

「WordPressアドレス」・「サイトアドレス」の両方を、https://~のアドレスに書きかえましょう。

例:http://example.com → https://example.com

SSL化によるWordPressの設定アドレスの変更

設定を保存すると一度ログアウトさせられるので、再度ログインしましょう。

以上でSSL化までの手順は完了です。

リダイレクト処理を行う

SSL化はできましたが、このままではhttps://~ と http://~ の両方にアクセスできる状態です。

そこで、http://~のページをhttps://~ のページへとリダイレクトして、暗号化通信に統一しましょう。(常時SSL化)

今回は最もオーソドックスな.htaccessの編集による301リダイレクトを紹介しますが、コードを弄りたくない方はプラグインを使った常時SSL化も検討してみてください。

.htaccessを編集する

ここではリトルサーバーのファイルマネージャーを使ったやり方を解説します。
※事前のバックアップを推奨

STEP
ファイルマネージャーを開く

リトルサーバー にログインして、パネルホームから「ファイルマネージャー」を開きます。

リトルサーバーのファイルマネージャー
STEP
.htaccessを編集

ディレクトリ内の一番上の階層にある「.htaccess」を開きます。

リトルサーバーのファイルマネージャーを開き、ディレクトリ内の一番上の階層にある.htaccessを開きます。

リトルサーバーのファイルマネージャーで.htaccessファイルを選択している画面
STEP
リダイレクト処理のコードを追記

.htaccessファイルを開いたら、以下のコードを一番上に追記します。

必ず” #BEGIN WordPress” の行より上に書きましょう。

<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
</IfModule>

最後に編集を保存して終了です。

リダイレクトを確認する

リダイレクトを設定したら、実際に「http://ドメイン」にアクセスしてみて「https://ドメイン」に遷移されるかを確認しましょう。

常時SSL化した際のURLアドレス
鍵アイコンが付いていればOK

どのページにアクセスしてもhttps~と表示されるなら常時SSL化成功です。

まとめ

以上、リトルサーバーを使ったWordPressサイトの立ち上げについて解説しました。

リトルサーバーは使いやすさという点ではXサーバーなどに劣りますが、基本的なサーバー性能は高めです。慣れさえすれば十分に使えるサーバーとなるでしょう。

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