3/20 被リンクサービスリスト更新 新たに1サイトを追加

特定のページにだけプラグインを読み込ませる「Plugin Load Filter」

特定のページでだけプラグインを読み込む「Plugin Load Filter」

WordPressのプラグインは便利ですが、増やし過ぎれば様々なデメリットを招きます。

その中で最も身近に感じるのが「ページ速度の悪化」です。プラグインが増えればそれだけ表示速度が悪化し、離脱率も増加します。

しかし、読み込むプラグインを制限することで、そのデメリットは緩和されます。

そこで、必要なプラグインだけを読み込み、不要なプラグインは無効化する、そんな機能を持ったプラグイン「Plugin Load Filter」を紹介します。

「たくさんプラグインを使いたい!」というプラグイン愛好家には必須のプラグインですよ!

目次

Plugin Load Filterとは

「Plugin Load Filter」は “プラグインをフィルタリングする” プラグインです。

WordPressはページを表示する際に有効化されたプラグインを全て読み込むので、プラグインを増やすほど表示速度は遅くなります。

しかし、読み込んだプラグインを全て使うとは限りません。10個読み込んだのに、実際には5個しか使ってないなんてこともあります。

そんな時に便利なのがこのPlugin Load Filterです。このプラグインを使えば、必要のないプラグインを読み込み対象から外して表示速度を改善することができます。

基本的な機能

機能としては、選択したプラグインに読み込むページを紐づけることで、無駄な読み込みを防ぐことができるようになっています。

Plugin Load Filterを使用する際のステップ

また、2ステップで設定できる手軽さも魅力のひとつです。

  1. フィルタリングするプラグインを選択
  2. 読み込むページ・フォーマットを選択する

ちなみに、Plugin Load Filterには多言語切り替え(ロケール)の機能もありますが、プラグインのフィルタリングとは関係ありません。

Plugin Load Filterの導入方法

それではPage Load Filterをインストールしていきましょう。

管理画面の「プラグイン」へ移動したら「新規追加」をクリック。

右上の検索窓から “Plugin Load Filter” で検索して、表示されたらインストール・有効化を行います。

Plugin Load Filterのインストール
青と紫のアイコンが特徴

導入に関しては以上です。
特別な初期設定も必要ないので、早速使っていきましょう。

Plugin Load Filterの使い方と設定方法

Plugin Load Filterは以下の2ステップで使用できます。

読み込み制限をするか選択

フィルター登録」のページから、読み込むページを限定するかどうかをプラグイン毎に設定。

読み込むページを設定する
  • 投稿・固定ページなど、投稿フォーマットで絞りこむ場合は「Page Type 有効プラグイン登録」から設定
  • ピンポイントでページを指定する場合は、各ページのエディター上から設定

それでは、下記で詳しい設定方法を紹介していきます。

管理画面の「Plugin Load Filter」をクリックして、設定ページへ移動しましょう。

管理画面のPlugin Load Filterのボタン

1. 読み込み制限をするか選択

フィルター登録」のページでは、読み込み制限をするかどうかを設定できます。

Plugin Load Filterのフィルター登録

以下の3種類の「Page Type フィルタ」から、読み込むページの種類を選択しましょう。

Normal全てのページで読み込む(デフォルトではこれ)
Admin Type管理画面でのみ読み込む
Page Type公開されたページでのみ読み込む

ここでは管理画面と公開ページ(ユーザーに見せるページ)の二択で絞り込みを行います。

管理画面でしか使わないプラグインは “Admin Type” にチェック。一部のページでしか使わないプラグインは”Page Type”にチェックしましょう。

設定が終わったら、フィルターを有効化するためにフィルターを登録 ≫をクリックします。

管理画面で読み込むプラグインは、このページで設定完了です

2. 読み込むページを設定する

続いてプラグインを読み込むページを設定していくのですが、設定方法は2通りあります。

  • 特定の投稿フォーマットでだけ読み込む
  • 指定した特定のページでだけ読み込む

特定の投稿フォーマットでだけ読み込む

投稿や固定ページ・アーカイブページなど、ざっくりとした分類で読み込むページを絞る場合は「Page Type 有効プラグイン登録」のページから設定を行います。

なお、ここで設定できるのはフィルター登録で「Page Type」を選択したプラグインだけです。

Plugin Load Filterの「Page Type 有効プラグイン登録」

初期状態では何もチェックが入っていないので、どのページでも読み込まれません。プラグイン毎に読み込ませたいページにチェックを入れていきましょう。

Desktop/MobilePC/モバイル
チェックを入れたデバイスで読み込むようになります
必ずチェックを入れましょう
Homeトップページ
Archiveアーカイブページ
投稿一覧・カテゴリー・タグ・投稿者アーカイブなどのページがこれに当てはまります
Searchサイト内検索のページです
Attach添付ファイルページ
Page固定ページ
Post投稿・記事
image画像のメディアページ

他にもギャラリーや動画のメディアページなどがありますが、主に使うのは上記の項目だけです。

下記で紹介する”ページ単位” の読み込み設定と併用可能です

特定のページでだけ読み込む

ページ単位でプラグインの読み込みを設定したい場合は、各ページのエディター上から設定を行います。

エディターのサイドバーにPlugin Load Filterの項目が追加されているので、ここからページ毎に読み込みのON/OFFを選択できます。

「Page Type」にフィルター設定されたプラグインが表示されます

「使用する」と読み込ませるデバイスにチェックして「保存」すれば、該当のプラグインを読み込むようになります。(デフォルトでは「使用しない」になっている)

お問い合わせ用のプラグインなどはこの方法がおすすめです

その他の設定項目

フィルター登録のページ下部には、以下の3つの設定項目があります。

Plugin Load Filterのその他の設定項目

管理バーからプラグインを確認する

Page Load Filterの管理バーの機能

「管理バーにプラグインのフィルタリング状態を表示するためのリンクを表示」 にチェックを入れると、管理バーから今いるページに読み込まれたプラグインを確認できるようになります。

主にPlugin Load Filterで設定を行った後の最終確認で使用します

未使用の投稿フォーマット

チェックを入れた項目は「Page Type有効プラグイン登録」の項目から外れます。

基本的には全て不要なものばかりです。

私は全てチェックを入れています

投稿毎の言語ローケル切替え

ページを他の言語で公開するための言語切り替え機能

プラグインの読み込み制限とは関係ありませんが、パーマリンクを変更せずに翻訳できるという便利な機能です。気になる方は開発者様の記事をご覧ください。

Plugin Load Filterの使用例

例として、フィルタリングした方が良いプラグインを紹介します。

紹介するプラグインは実際に試して問題のなかったものですが、使用は自己責任でお願いします。

動作が不明、よく分からない場合は読み込んでおきましょう。また、同じプラグインでも使用する機能によって読み込むべきかどうかが異なります。

管理画面だけで読み込むプラグイン

サイトの表示に影響しないプラグインは、管理画面だけで読み込んでも基本的に問題ないと思います。

管理画面だけの読み込みにする場合は、「フィルター登録」で “Admin Type” に設定するだけです。

リンクチェッカー

リンク切れを確認するためのプラグイン(Broken Link Checker等)はユーザーに見せるものではなく、操作も管理画面上で完結します。

バックアップ

バックアップを取るためのプラグイン(BackWPup等)は管理画面上で動作が完結します。

データベース最適化

データベースの最適化は管理画面上で動作が完結します。

ただし、これはデータベース最適化プラグイン(Optimize Database after Deleting Revisions等)に限った話です。

他にも高速化機能のあるWP-Optimizeなどのプラグインは、変にフィルタリングしない方が良いでしょう。

Plugin Load Filter

このプラグインも例外ではなく、しっかりとフィルタリングの対象になっています。Plugin Load Filterも管理画面だけの読み込みで問題ありません。

特定のページでだけ読み込むプラグイン

限定された場面でしか使われないため、読み込むページを制限するべきプラグインです。

「フィルター登録」でPage Typeに設定し、使用するページのエディター上から読み込みをONにしましょう。

お問い合わせフォーム

問い合わせフォームは、まず間違いなくお問い合わせページでしか使用しません。

そのため、以下のようなプラグインはお問い合わせページでだけ読み込むのが良いでしょう

HTMLサイトマップ作成

HTMLサイトマップ(ユーザー用のサイトマップ)はサイトマップページでしか使用しないので、読み込みを制限しても問題ありません。
※xmlサイトマップのプラグイン(XML Sitempas)などは別なので注意してください

プラグインの例

  • PS Auto Sitemap
  • WP Sitemap Page

まとめ

読み込むプラグインを減らせば、ページの表示速度は僅かながら改善するはずです。

しかし、そもそも不要なプラグインがなければフィルタリングする必要もありません。この機会に必要なものとそうでないものを洗い出してみましょう。

必要最低限のプラグインで済ませたい方は、こちらもチェックしてみてください。

目次
目次
閉じる