上位表示のためにコンテンツを改善しても順位が上がれない、どうしても上位表示ができない。
そんなドメインの壁にぶち当たったことはありませんか?
コンテンツSEOの時代でもドメインパワーは必須。特にE-A-Tのない個人ブログは、被リンクなしで戦うのが厳しい状況にあります。
そんな状況を打開するのが「自演リンク」。昔の手法というイメージがあるかもしれませんが、2022年現在においても未だ効果的なSEO施策のひとつです。
しかし、自演リンクにはペナルティの危険性が伴います。本格的にやるならコストもかかる上に、リスクまであるのだからうかつなことはできません。
そこでこの記事では、ペナルティリスクを減らす自演リンクの貼り方を解説します。効果は最大限にリスクは最小限にして被リンクを獲得していきましょう。
自演リンクとは

自演リンクとは、読んで字のごとく自作自演のリンクです。
主に、サテライトサイト・無料ブログ・ブロブランキングなどから自分のサイトへリンクを送り、被リンクを獲得する行為のことを指します。
SEO界隈においては、「ブラックハットSEO」という不正な施策のひとつとして数えられています。
ペナルティリスクはまだ存在する
以前は自演リンクが厳しく取り締まられており、少しでも怪しい行動が見られればペンギンアップデートによってペナルティが課されていました。
しかし、最近はペナルティを課すより自演リンクの効果を無効化するというアルゴリズムになっています。(ペンギンアップデート4.0以降)
これはジョン・ミューラー氏の「悪いリンクを無効化できれば検索結果から消す必要はない」という発言からも、ほぼ確定した事実です。
とはいえ、害悪なサイトだと判断されれば手動ペナルティを課されますし、ペンギン以外の自動ペナルティの存在も示唆されています。
※参考:ペンギン4.0以降もアルゴリズムによるペナルティが発生している

Mozによれば “オカピアップデート” 的な別のアルゴリズムがあるかもしれないとのこと
なんにせよGoogleが推奨していない行為である以上、自演リンクにはリスクがあると考えておきましょう。
自演リンクは効果がある
Googleが自演リンクを禁止するのは検索結果のハックを防ぐため。これは自演リンクに上位表示の効果があるという証明でもあります。
そもそもバレなければ “自演” ではありません。Googleが自演リンクだと見破れない限り、それはひとつの被リンクであり順位を押し上げる評価項目の一つです。
自演リンクが効果を失うとすれば、それは被リンクがランキング要因ではなくなった時です。Googleが今のGoogleである限り、自演リンクは有効なSEO施策であり続けます。
自演リンクを貼る際に気をつけるべきポイント
自演リンクが不自然であればあるほど、被リンク効果を無効化されやすくなり、結果的にペナルティを受ける可能性も上がります。
リンクを貼る際には以下の4つのポイントに気をつけて、できるだけ普通のリンクを装いましょう。
- リンク元のページ
- リンク先のページ
- アンカーテキスト
- リンクを貼るスパン(間隔)
なお、基本的なリンク(外部リンク)を貼る際の注意事項はこちらをご覧ください。
SEOに効果のある外部リンクの貼り方
リンク元は高品質なページにする


自演リンクを送る際は、リンク元を関連性のある高品質なページにしましょう。
被リンクの価値は、リンク元の品質と関連性に大きく左右されます。
低品質なスパムサイトからのリンクはゴミですが、同じジャンルの高品質なサイトからのリンクであれば貴重な被リンクとなります。
リンクへの影響度合いは距離によって異なります。そのため、リンクに近い要素から優先して良いものにすれば、効率よくリンクの価値を上げられます。
リンク周りの文(アンカーテキスト・段落・見出しなど) > リンクのあるページ > ページが属するカテゴリー > サイト全体
リンク先を分散させる


リンクを1つのページに向けて一極集中させるのは、典型的なブラックハットの手口です。
良いサイトというのは色々なページに被リンクが付くものなので、リンク先にするページはある程度分散させましょう。
とはいえ、闇雲に分散させると目的のページまでリンクジュースが流れないので、上げたい記事へのリンクをすこし多めにするのが良いでしょう。
※リンクジュース:リンク先に流れるSEO効果



強いて言うなら、上げたいページに2割、他のページに8割ぐらいが目安です
自然なアンカーテキストを分散する


先ほども少し触れましたが、アンカーテキストはリンクとの相関性が高いパーツです。
アンカーテキストは適当に決めず、以下のことに注意しましょう。
- 最適化されすぎていないか
- 同じアンカーテキストばかりになっていないか
最適化しない
アンカーテキストは、リンク先がどのキーワードに適しているかを判断する重要なヒントになります。
たとえば、「被リンク」というキーワードで上位表示したい場合、アンカーテキストには「被リンク」というキーワードを入れるのが良いでしょう。
とはいえ、「被リンク 増やす」のようなキーワードだけのアンカーテキストはNGです。Googleは最適化されたアンカーテキストを懐疑的に見るので、できるだけ文脈に沿った自然なものにしましょう。
分散する
色々なブロガー・ライターから被リンクを貰う場合、アンカーテキストはある程度バラけるのが普通です。
そのため、アンカーテキストは分散させるというのが自演リンクの鉄則になっています。
全てのアンカーテキストを異なるものにする必要はありません。以下のようにパターンを作って分散させましょう。
アンカーテキスト | 例 |
---|---|
h1タグ | ブログ初心者のためのSEO対策10選 |
h1タグ+サイト名 | ブログ初心者のためのSEO対策10選 – ギブショット |
titleタグ | 【ブログ初心者必見】SEOで上位表示する10の法則 |
自然なアンカーテキスト | ブログ初心者向けのSEO対策 |
引用 | …. 引用元:ギブショット |
ブログカード | ![]() ![]() |
最もありがちなアンカーテキストがh1タグなので、困ったときはh1タグをそのまま使うのが無難です。
リンクを貼るスパンに注意する


さいごに、自演リンクを貼るスパン(間隔)にも気を付けましょう。
一度にたくさんのリンクを張らず、徐々にリンクの数を増やしていくのが自演リンクの基本です。
1日いくつまでという具体的な基準はありませんが、1日に10本や100本増えるのは不自然ですよね? こういった不自然な貼り方にならないよう気をつけてください。
また、「急に被リンクが増えなくなる」というのも不自然です。間隔をあけてもいいので、定期的に少しずつリンクを貼っていきましょう。



被リンク数の波を大きくしないことが大事です
リンクピラミッドを構築する
サテライトを制作するという条件付きではありますが、「リンクピラミッド」を形成すれば更に安全に自演リンクを送ることができます。
リンクピラミッド(正式名称はない)とは、3階層以上に分けて自演リンクを送るというリンク体系です。


リンクピラミッドは以下のようなリスク分散のメリットを持っており、昔からブラックハットSEOの常套手段として用いられています。
- 少ないリンク元から大きなリンクジュースを得られる
- 良質なサイトからだけ被リンクを得られる
- 2階層目のサテライトサイトがペナルティリスクを肩代わりする
- メインサイトへ送るリンクの管理がしやすい
このリンクピラミッドには、高品質なサテライトサイト(2階層目)を間に挟むことで、メインサイトが低品質なリンクを直接受けなくなるという性質があります。
構造上、先にペナルティを受けるのは主に2~3階層目のサテライトサイトです。そのため、ペナルティを察知してからリンクを外すという回避技が使えるようになっています。
本格的な自演リンクを行うならリンクピラミッドの構築も考えてみてください。詳しくはサテライトサイトの作り方にて解説しています。


まとめ:自分のブログを参考に
困ったときは自分のブログを参考にするのがおすすめです。
Search Consoleなどで被リンクを確認して、どのようなリンクがどのページに付いているかを参考にすると、自然な自演リンクの貼り方が分かってくるでしょう。
しかし、ここまで解説してきたこと全てに気をつけても、ペナルティリスクが0になることはありません。
普通にホワイトハットでやっていてもペナルティを受けることもありますから、絶対に安全なSEO施策は存在しないと思った方がいいです。
いっそ「何をやってもペナルティを受けることがある」ぐらいの心持ちでどんどん挑戦しましょう。
とはいえ、サテライトサイトの制作はハードルが高めです。初心者の方はサービスに登録して被リンクを獲得するところから始めてみましょう。

