今のSEOは記事単体ではなく”記事群“で戦うのが基本戦略。関連性のある記事を内部リンクで繋げることが重要です。
しかし記事数が多くなると、どの記事からどの記事へ内部リンクが送られている分からなくなります。
そこで、内部リンクをマップにしてブログ構造を把握しましょう。
この記事では、内部リンクを可視化するプラグイン「Show Article Map」の使い方を紹介します。
Show Article Mapとは
Show Article Mapはブログ実験室naelab様によって製作された、内部リンクを可視化してくれるプラグインです。
このように内部リンクを可視化することで、どの記事とどの記事がつながっているか一目瞭然。孤立した記事も即座に見つけることができます。

ちなみに、解析対象は「本文中にあるリンク」に絞られています。
対象外になっているウィジェットなどのリンクは、SEO的にも効果が薄いので考慮しなくてOKです。(無視した方が良いまである)

孤立した記事はSEOの評価を下げるので、しっかりと対処をしましょう
Show Article Mapの導入方法
それでは実際に導入していきましょう。
動作確認済みの環境(公式)
・Chromeブラウザ
・PHP:7.1以上
・WordPress:4.8.2以上
・テーマ:Simplicity、Cocoon、AFFINGER4、WING、STORK 、賢威、SANGO、ATLAS
私の方でもThe Thor、SWELL、AFFINGER5で動作が確認できています。
ファイルのダウンロード
Show Article Mapはワードプレスでは配信されていないので、製作者様のブログからダウンロードします。
“ここからダウンロード” をクリックするとGithubに飛ぶので、画面右下の “Download” をクリックしてzipファイルをダウンロードしましょう。


WordPressにインストールする
zipファイルをダウンロードできたら、プラグインをWordPressにアップロードしましょう。
管理画面から「プラグイン」>「新規追加」を選択します。


画面上部の「プラグインをアップロード」をクリックして、ダウンロードしたzipファイルをアップロードしましょう。


そのまま有効化すれば導入完了です。
Show Article Mapの設定と使い方
導入が完了したら早速使ってみましょう。
ページにショートコードを埋め込む
Show Article Mapをページに埋め込んで使うタイプなので、まずは固定ページ(投稿でも可)を作成しましょう。
管理画面から 「固定ページ」>「新規追加」 へ進む
適当にタイトルやパーマリンクを決めたら、本文に「ショートコード」ブロックを埋め込みます。


続けて入力欄に “show_article_map” と入力します。


ショートコードを埋め込んだら、非公開で投稿します。


非公開にする理由はShow Aritcle Mapの処理が重いからです。公開してユーザーが閲覧すると、その度にサーバーに負荷がかかってしまいます。
そもそも他人に見せるようなものでもないので、必ず非公開にしましょう。
XML Sitemapsを利用していると、非公開にしたはずのページがサイトマップに含まれていることがあるようです。
一度xmlサイトマップを確認して、もしページが含まれていた場合はXML Sitemapsの設定から除外しましょう。


放置していると、Search Consoleで「送信されたURLが見つかりませんでした(404)」のエラーが発生する可能性があります。サイトマップの詳しい設定方法はこちらを参考にしてください。
内部リンクを確認する
ページを作成出来たらプレビューか固定ページ一覧から「表示」を選択して、実際にページを表示してみましょう。


しばらく待つと、このような内部リンクのマップが表示されます。(記事数が多いと表示までに時間がかかります)


あとはマップを確認しながら、記事同士のつながりや孤立した記事などを探すだけです。



うまく動作しない場合は、一度Google Chromeでも試してみてください
基本操作
拡大/縮小 | マウスホイールを回す |
---|---|
移動 | マップ上でドラッグする |
記事タイトルの確認 | ノードにマウスカーソルを当てる |
ノードを動かす | ノードをドラッグ&ドロップする |
編集 | 左上の「Edit」をクリック ノード(記事)やエッジ(リンク)の追加・削除ができます |
編集機能(Edit)は完成図などを作りたい時に使いましょう。
オプション機能
上部のツールバーを使うことで、検索や絞り込みができます。
Search by node name(検索バー) | 検索機能(URL・投稿ID) 検索すると該当ノードが強調表示される |
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Toggle category/pages | 絞り込み機能 カテゴリ―や固定ページを対象から外すことができる |
Toggle Blur | ノードの動きを止める 自動で定位置に戻る機能を停止させたい場合に使用 |



トップページを固定ページ化している人は、「固定ページ」のチェックを外した方が見やすくなります
補足:全ページで読み込む必要はない
Show Article Mapを使用するのは先ほど作成した固定ページだけです。
しかし、WordPressはページを表示する際にプラグインを全て読み込むため、他のページでもShow Article Mapを読み込んでしまいます。
無駄な読み込みは表示速度を遅くするだけなので、余裕があればPlugin Load Filterで読み込むページを限定しましょう。


まとめ
内部リンクをひとつの被リンク。SEOで上位表示するには必須の要素とも言えます。
孤立した記事ばかりになると全体的な評価を下げることにもなるので、内部リンクをしっかりと管理していきましょう。