WordPressでCSSを適用させる方法を以下の2パターンに分けて解説します。
WordPressをカスタマイズする前には、バックアップを取ることを推奨しています。
CSSの調整だけなら大事になることはないと思いますが、失敗して元に戻せないといったことにならないように注意しましょう。
CSSをサイト全体に適用させる
サイト全体へ適用させる場合は、カスタマイズの「追加CSS」へ追記するか、子テーマの「スタイルシート」へCSSを追記するかの2つの選択肢があります。
どちらでも構いませんが、個人的にはスタイルシートの方が管理しやすくて好きです。
1. 「追加CSS」を使用する
WordPressの管理画面 > 外観 > カスタマイズ > 追加CSS に適用させたいCSSを追記します。
説明書きなどの細かい部分は少し異なりますが、どのテーマにもあるはずです。

右側にプレビュー表示を見て、リアルタイムでどう変化するかを確認しながら書けるのが「追加CSS」のメリットです。
2. 子テーマのスタイルシートに追記する
WordPressの管理画面 > 外観 > テーマファイルエディター へと移動して、子テーマのスタイルシート(style.css)にCSSを書き込みます。
※テーマによっては "sytle-user.css" という名前だったりします
親テーマのスタイルシートを直接弄ると表示崩れの原因になる上に、変更した部分がアップデートで上書きされて無かったことになることもあります。必ず子テーマのスタイルシートを使いましょう。

なお、上部の数行のコメントは弄らないようにしましょう。テーマの証明みたいなものなので、下手に弄るとテーマが認識できなくなってバグります。
子テーマが用意されていないテーマを使用している場合は、自分で子テーマを作成する必要があります。
作り方自体は難しくないので、この機会に作成しておきましょう。
子テーマの作り方
CSSを特定のページにだけ適用させる
特定のページにCSSを読み込ませる方法はいくつかありますが、代表的なものを2つ紹介します。
※テーマによっては最初から個別に読み込む機能があります
1. プラグインを使用する(推奨)
プラグインを使用すれば、CSSの読み込みも一元管理も簡単にできます。
CSS関係のプラグインは数多くありますが、おすすめは「CSS & JavaScript Toolbox」というプラグインです。
使い方は簡単、<style>タグで囲んでCSSを書くだけ。チェックを入れるだけで読み込むページを選択できて、CSSを読み込む箇所もワンクリックで調整できます。

なにより管理が楽で、どのスタイルをどのページで読み込んでいるかがひと目で分かります。
プラグイン自体も重くないので、まずはこちらのプラグインを使ってみましょう。
2. 自作のスタイルシートを読み込む
自分で作成したスタイルシート(CSSファイル)をサーバーにアップロードして、functions.php の条件分岐で特定ページに読み込ませるという方法。
例としては、以下のようなコードを書きます。
function add_style() {
if( is_page('page100') ){
wp_enqueue_style( 'samplecss', get_template_directory_uri() . 'theme/mycss/style2.css' );
}
}
add_action( 'wp_enqueue_scripts', 'add_style' );
本当にざっくりと解説するとこんな感じですが、すごくめんどくさそうなのが分かるかと思います。(私も苦手です)
if(is_post('post100')) | if は条件分岐 is_page は固定ページを表す () 内の 'post100' には、投稿ページのurl(パーマリンク) |
wp_enqueue_style | 第1引数 'samplecss' はスタイルシートのハンドルネーム 第2引数 get_template_directory_uri() . ' ' には、読み込むファイルの場所(URL) |
add_action() | 定型文のようなもの(アクションフック) 第1引数にアクション名 第2引数に関数名 |
ページやスタイルシートの数によっては php の追記コードも多くなるため、初心者には厳しいかと思います。ただし、読み込みたいページが少ない場合はこの方法もアリでしょう。
自作CSSファイルを特定ページに読み込ませたい方は、こちらを参考にするのがおすすめです。
CSSをfunctions.phpで読み込ませる方法