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リビジョンを制限する「WP Revisions Control」の設定・使い方|プラグインなしで実現する方法も

WP Revisions Controlの設定と使い方

リビジョンの管理してますか?

WordPressのリビジョンは、記事を前の状態に復元できる便利な機能ですが、下書き保存の度に無尽蔵に増えていきます。なんかページが重いなと思ったら、リビジョンが100を超えていたなんてことも…

多すぎるリビジョン
コレ

大量に溜まったリビジョンはページの表示速度を遅くしてしまうので、リビジョンの数はしっかりと管理しましょう。

今回は、リビジョンを制限する方法を、プラグイン「WP Revisions Control」を使う方法・プラグインなしで実現する方法の二通りご紹介します。

プラグインはテーマ・他のプラグイン・WordPressのバージョン次第では、正常に動作しないことがあります。導入前にはバックアップを取っておき、自己責任で使用してください。

目次

WP Revisions Controlは本当に必要?

解説記事を謳っておきながらこんな話をするのは変ですが、実は…このプラグインが必要な人は限られています

WP Revisions Contorolは「リビジョンの数を制限するプラグイン」です。リビジョンを常に一定数に抑えてくれます。

しかし、リビジョン数の制限は、「wp-config.php」へ1行のコードを追記するだけで実現可能です。また、リビジョンを含む不要なデータをまとめて除去するプラグインもあります。

つまり、WP Revisions Controlを使う必要のある人は、以下の項目に当てはまる人だけなのです。

WP Revisions Controlが必要な人

・phpファイルを弄るのは怖い
・リビジョンだけを減らしたい(他のゴミデータは放置でいい)

ということで、プラグインを使わずリビジョンを制御する方法を先に紹介するので、可能であればそちらを試してみてください。

最善なのは…
・リビジョン数の制限 → wp-config.phpの編集
・リビジョンの削除 → データベース最適化プラグイン

プラグインを使わずリビジョンを制限する方法

“wp_config.php”というファイルを編集すれば、リビジョンの数を制限することが可能になります。

このファイルを編集するにはサーバーのファイルマネージャー、もしくはFTPソフトを使用します。今回はファイルマネージャーから編集してみます。※バックアップは必ず取りましょう

wp-config.phpを開く

サーバーのファイルマネージャーからwp-config.phpを発見したら、一度ダウンロードしてバックアップを取り、編集をしていきます。ファイルはpublic_htmlの中にあると思います。

wp-config.phpのファイル階層
画像はXサーバーのものです
リビジョンを制限するコードを追記

ファイルを開いたら下の方までスクロールして、「/*編集が必要なのはここまでです!…」というコメントを探します。

見つけたら、その行の直前に以下のコードを追記しましょう。(どちらか一つです)

/*リビジョンの数を2つまでに制限(数字は任意)*/
define('WP_POST_REVISIONS',2);

/*リビジョンを作らない*/
define('WP_POST_REVISIONS', false);
wp-configを編集してリビジョンの数を制限する

リビジョンの数を制限する方法は以上です。
それ以前に作られたリビジョンを消したい場合は、後ほど解説する[既存のリビジョンを削除する]を参考にしてください。

WP Revisions Controlの使い方・設定

続いて、WP Revisions Controlを使ってリビジョンを制限する方法を解説していきます。ほぼインストールするだけで使えるのでサクッといきますね。

インストールと有効化

プラグインの「新規追加」から”wp revisions control”で検索。
見つかったらインストールして有効化しましょう。

WP Revisions Controlのインストール
緑のアイコンが目印

リビジョンの数を設定する

プラグインを有効化したら、リビジョンの数を設定していきましょう。

WP Revisions Controlの設定は、サイドバーの 設定 > 投稿設定 の中にあります。

WP Revisions Controlの設定の場所

投稿設定のページの一番下に “WP Revisions Control”のスペースが新設されていますね?

WP Revisions Controlのリビジョンの数の設定

ここにリビジョンの上限を入力していきます。3桁を超えることがなければそうそう重くならないので、念のために2~3個程度は残しておいた方が無難かと思います。

入力し終わったら「変更を保存」をクリックして設定完了です。

これでリビジョンが大量に増えてサイトが重くなるのを防ぐことができます。

既存のリビジョンを削除する

リビジョンの削除

WP Revisions Controlを導入したことでリビジョンの上限が設定されましたが、今まで作られたリビジョンは削除されずに残っています。そこで別のプラグインを使って既存のリビジョンを削除していきましょう。

導入するプラグインは以下のどちらかです。

  • Better Delete Revisonでリビジョンだけ削除
  • データベース最適化プラグインで不要なデータ諸々を削除

「Better Delete Revision」でリビジョンを削除する

まずはリビジョンだけ削除するプラグインを紹介します。こちらも簡単に使えるので、サクッと解説していきます。

まずはプラグインの「新規追加」に移動し”Better Delete Revison”で検索。見つかったらインストールして有効化しましょう。(見つからない場合は作者の”Galerio&Urda”で検索してみてください)

Better Delete Revisionのインストール

インストールしたらサイドバーの「設定」>「Better Delete Revision」を選択します。

画面上部の右側のボタン「Optimize Your Database」をクリックすれば、不要なリビジョンが一斉に削除されます。

Better Delete Revisionの最適化

ちなみに、右側のはリビジョンの数を確認するボタンです。
リビジョンを削除したら作業終了です。もうBetter Delete Revisionは必要ないので削除しちゃいましょう。

高機能なデータベース最適化プラグインを使う

リビジョンだけでなく他の不要なデータも削除したいなら、データベースを最適化するプラグインを導入するのがオススメです。

・WP-Optimize
・Optimize Database after Deleting Revisions

WP-Optimizeデータベースの最適化以外にも表示速度を改善する機能が色々あります。ただし、初期設定が非常にややこしいので、導入の際はこちらの記事を参考にしてください。

対して、Optimize Database after Deleting Revisionsは設定が簡単。データベース最適化のみに特化したプラグインです。こちらも当サイトで導入方法を紹介しているので参考にしてみてください。

まとめ

ページの表示速度は年々SEOにおいて重要視されてきています。リビジョンを削除してできるだけ軽いサイトを維持しましょう。

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